リアシリンダー再確認

 みなさま、お久しぶりです。
色々と、ありまして気持ちの整理やら何やら付けるのに時間が掛かりまして
少し考え方と変えようとも思ったのですが、結局、代える必要も無いだろって事で
自分の中に飲み込むことに致しまして、目の前の仕事に性を出す事に致しました。
この辺は、一部、身近な方には、ご報告致しましたけど、まあアレです。
安全に楽しく走ろうって事で今後は、目標=無事に家に帰るって事で
バイクに接していこうってスタンスでおります。
高速をぬゆわで走り抜けることは、今後一切無いと思います。

 初っぱなから、わかる人しかわからない話で申し訳ありません。m(_ _)m ゴメンナサイ

そんな感じで現在は、ウチのガレージに鎮座してるNSRは、現在、役立たずの状態でして
これ、先日組上げたばかりだろって事を言われそうな予感がしておりますが
素人が気合い入れすぎて壊してしまったってお話は、最後まで読んで頂けると
ご理解頂けるモノと思っています。?(TДT;≡;TдT)!

 と言う事で完成したNSRですが全然問題無く走り回ってたわけですが
少し前にカウルの隙間から覗いてみるとクーランドが漏れているのを発見致しました。
締め具合が足りないとか、そういうのは、絶対にあり得なかったのですが
再度確認のためにしっかり調べ直しました。

 まあ、クーランド漏れておりますのでどっか抜けてるとか、壊れてるとか
そういう話になるのですが、今回は、壊してしまっていたって事で
もう、公開するのも恥ずかしいって思ってたりしていまして

 しかしながら、わかってるつもりで全然わかっていない自分への戒めって事で
ネタになってしまうわけですね。

 最初に言っておきますが、これは、自分が壊しました、絶対に間違い有りません。

で不具合を発見した部分ですが↓

イメージ 1

 見て頂けるとわかるようにヘッド固定のボルト周辺から赤いクーランドが漏れているのが
わかって頂けると思います。
これ、思いっきり熱膨張したクーランド液が内部から噴き出してるって状況ですね。
見てすぐにピンと来たのですが、自分でやった不始末ってヤツです。
クーランドの内圧がこれほど高いとは、思っておりませんでしたので
組上げた当時対処したつもりでしたけど全然話になっておりませんでした。

 と言う事で順番にバラしていきます。

イメージ 2

 一応、エンジンを開けますので各部の様子を確認しながら開けてます。
プラグは、若干濃い印象がありますが、現在慣らし中で回転数をそれほど上げておりませんので
こんなモノかもしれません。
高回転を回すようになったらもう少し燃焼効率が上がりそうですので
キャブレター関連の燃調は、具合が良い状態じゃ無いかと思っています。

イメージ 3

 補器類やら、何やら下ろしてヘッドを外しました。
ヘッドに関しては、全く問題無く、若干のカーボン付着がありましたけど
この辺は、今後、フルスロットルくれてやれば、イイだろッて具合でした。
写真、取り忘れておりますので説明だけでスミマセン。

イメージ 4

 ピストンですがWPCモリブデンショットをエヌイーさんにお願いしましたが
全然問題無い状態です。
ピストンリングの隙間からカーボンが流れてますけど、これも使ってるウチに
解決しそうなレベルで収まってるので無問題ですね。

 てか、こんなものが原因じゃないので戦々恐々としてたりしますけど・・・

イメージ 5

 シリンダーのスリープ内も綺麗なもんでしっかり組上げた甲斐があったりします。
実質、1000キロほど走ってる計算ですが今後も問題無く稼働してくれるハズです。

 でここから問題のシリンダーのネタになるわけですが
原因は、これ↓

イメージ 6

 思いっきりスタッドボルトの部分にクラックが入ってるのが見て取れると思います。
今回のクーランド漏れの原因は、こいつです。

イメージ 7

 都合2箇所のクラックが入っておりまして、ここから内圧に押されて
ボルト周辺まで吹き上がったってのが真相だったりします。

 思いっきり失敗したって、恥ずかしいネタになるのですが、これスタッドを外して
再度、組む時に締めすぎて、シリンダーを割ってしまったってのが原因でして
しっかりと本人は、自覚しております。
大失敗こいてるのが、思いっきりわかってたのですが、その時に若干の補修を掛けておきましたけど
全然、役に立ってなかったって事になります。

 さてさて、割れたのは、仕方がありませんのでこれをどうするかって事になりますが
実は、この部分の補修が出来る業者を一生懸命ネットで探しまして、
この辺、いつものごとくなのですが、返信してもらえない所多数、返信してくれたけど
無理だよって言われた所が2社、何とかやってみるけどって言われた所が2社です。
ちなみにこの修正、かなり高度な技術が必要ですので、値段も高くなってしまいまして
アルミ溶接補修を前提に見積もりをお願いした所、1箇所に2万ほど、今回、2箇所ですので
4万の値段が掛かるそうです。
現物を見てもらっておりませんので概算になりますが、たぶん、もっと掛かるような気がしてます。

 これについては、やった本人が一番悪いので思いっきり反省中なのですが
どうすっか?って事になってまして、補修は、高いので結局、中古のシリンダーを手に入れて
組み直しって事になります。
先日、ヤフオクで1台分(2個)のシリンダーを落札しましたので到着し次第入れ替えになります。
ポート磨いたり、ウエットブラスト掛けたりそれなりに手間とお金が掛かっておりましたけど
使えなくなってしまったシリンダーにしたのは、未熟な自分が原因ですので
もう、反省しきりだったりします。

 この時期にさらに色々と重なったりしてましたのでかなり凹んでるのが事実なのですけど・・・

 ちなみにこのエンジンに使用されていたBシリンダー限定で探していましたので
なかなか、見つからずに時間が掛かりまして、これ次壊したら後がないなぁって
本気で思っておりまして、そろそろ、モズの早煮えのごとくに、ストックの中古部品探して
集めておかないとってつくづく思ってたりします。
Cシリンダーとかもあるのですが、対応するピストンがありませんので、使えませんし
古いバイクの難しい所ですね。

イメージ 8

 って事でせっかく組み上がったNSRですが、こんな感じで次のシリンダーが組まれるのを
待っている状態です。

イメージ 9

 技術の無い持ち主に当たるとこういう状態になってしまうという悪い例になってますね。
いやいや、やっぱり素人が手軽に手を出すもんじゃ無いなぁって思いますが
結局、また今後もこんな調子で続いて行きますので宜しくお願い致します。(;´Д`)