RVFを組み立ててたりばらしてる時の思考

 本日は、米子の駅前ホテルからネタに困っての苦し紛れのネタです。
文字だけになるのは、現物いじってないのでご勘弁ください。

今回のネタは、個人的な考え方とか覚え書きに書いてますので、放置して頂いてOKです。

毎年のように次から次へと動かなかったりボロボロのバイクを仕入れて来ては、弄ったり直したりしてる訳ですが、
この辺は、16歳の折に親に買って貰ったRG50ガンマの頃からの事でして、その時期からすでにバラしては、組んでってのが始まっておりまして、今に始まった事では、無かったです。
当時もポート研磨からはじまって、腰下には、行かないまでも簡単な腰上とか足回りとか、比較的ばらしては、
弄りの日々でした。

って事でその頃と変わらずに未だにバイクをバラしては、組んでってやってます。
この辺は、現在の仕事も機械エンジニアだったりしますので幼少期からのメカ好きってのがあったかもしれません。
その辺輪は、3歳の頃におやつ代わりに毎日、買って貰った、当時50円ほどのブラモデルの組み立てに始まりまして、真面目に今、親に聞くと、あの時は、365日、組み立ててたねぇ。って言われる始末で
結局、好きだって事の継続の上に現在があるのが笑えます。

んで持って、自分でも余り行程に居たる思考を考え直して無かったのですが、改めて現在、
組んでいるRVFがどの様な過程で進んでいるかって考えてみました。

一番最初に分解する所から始まる訳ですが、見ていて違和感がある部分が沢山有るわけです。
それ程、レーサー好きでは、有りませんしボキャブラリーもそれ程、有るわけでも有りません。
しかし、部品の一つ一つを見ていると、色々と考える部分が有るのです。

例をブログから掘り起こしてみます。
わかりやすいのは、エキゾーストパイプから始まる、一連の想像と経過です。
ある日、外したエキパイを眺めていて、何となく違和感があった訳です。
シリンダーヘッドとの間にあるリング状のパーツを溶接した絞り込みがとてもおかしく見えるわけです。

実際の数値は、別で書いておりますので省きますが、一回ヘッド側で設定した開口を何でここで絞り込まなければならないのか?
これが非常に理解出来なかったんです。
細くしたいなら、レプリカでカウル
の下に隠れてしまう訳ですから、細いパイプを使えばいいってそう思った訳です。
んで、考えてみると、RVFは、それ以前にVFRと言う原型が有りました。
そして、機械関係の現場にいると、部品を作るには、新規の図面がいる。
図面を起こすには、当然、お金と検証が居るって、そういった事情が思いつきまして、
時代的にも馬力規制が入った時期ですし、間違いなくパワーダウンを狙っての安上がりな
仕様変更って想像は、着く訳ですね。

現実には、さらにバルブシート、スロートなど各所で絞り込みが行われているのですが、
ここまで想像すると、設計時の開発者の頭にあったこのエンジンのパワーバランスって
どんなだったんだろうって考える訳です。

前述しましたが先代のVFRと同じって事は、有りませんし、乗り味も変わってるはずですし、
そんな事に気がつきますと設計者の意図したパワーを見てみたいって想像力を掻き立てられる訳です。

現実には、設計者の頭の中のものだけでは、理想的な物にはなりませんし。
上がって来た、エンジンなりの現物をテスト屋さんがまた、実際に動かして、調整して行く訳ですが、
その辺を実走などの兼ね合いなど考えながら、検討を重ねて行ってるってのが現状だと思っています。

実際、機械関係の仕事をしていたりする方達は、わかって居ると思うのですが、ビス一つ、ブラケット一個でもその場所に存在するのは、何らかの意図があるわけで、レギュレーターを付けてみた、でもここに付いていると、冷却効果が落ちてしまうから、こっちにしてみようって、そこに付けたのは、絶対に試行錯誤と意図が介在してると考える訳です。

そう言った想像を働かせて、さらに効率の良い場所とか、方法を探って行くのって
自分は、楽しいって思うんです。

今やっている、バルブなんか、磨いても余り意味が無いと思うのですけど、メーカーがやらないのは、
磨きの工程増やすと当然、工程が増えてその分、コストが上がるから、あえてやらないって思いますし、
wikiなんかで記事を読むと、車体の開発でお金が掛かり、カウルを安上がりにするために、材質を変えたとか、そう言った事が書いてあったりして、自分的には、一つの部品さえも意図と実走テストと試行錯誤が交錯して、そこに存在していると言う、ドラマが面白かったりするわけですね。

さてさて、ここで今検討中のガンマ改ですがこちらは、さらに自分の中では面白がっています。

長く販売され続けていたパラガンエンジン、最初は、RGのエンジンを原型に急ごしらえで作った水冷版って聞いた事がありますけど、そのまま初代販売時から基本的な設計は、変わらずに通算5代まで続いた、
信用できるエンジンです。

GJシリーズでは、一番新しい、5代目には、乗った事が有りませんけど基本レイアウトは、変わりませんので、
それ程、乗り心地が違うかと考えると、それほど、差が無いだろうと概要だけは、想像出来ますし、それなら、進化した足回りのVフレームに乗せて、どんなエンジンがどこまで全体の能力を出せるのか楽しんでみようと
今回、考えたワケですね。

間違いなく、エンジンの特性に対して、当時のススキの誇る、市販車初のアルミフレームと言えども、
乗ってる人ならわかると思いますが弱さを感じる部分は、かなり大きく、これが手堅くまとめられた、ホンダなら、それほど考えないで済むのですが、ある日、突然、飛んでも無い物を出すスズキの進化した、フルにエンジンを使いきれるパラガンの性能って想像してみると現実に見たくなりませんか?

少し論点がずれますがGPを走っていたバイクのレプリカを作るってのも面白いと思うんですけど、これは、過去の市販車をベースにすると、エンジン形式が違うとか色々と制約も出てくる訳でレプリカ作るなら中見も
しっかりしたレプリアって自分は、思ってしまうのですがその辺は、難しい部分も有りますし、
見た目だけってのももちろん有りなんですけど、どうせならカウルから、同じとは、言わないまでも、
新規で自作って考えになってしまいます。
しかしフルカウルを作るってのは、まだその段階じゃ無いって自分で納得出来ますし、
ガンマに関しては、単純に当時のエンジン開発者が想像したパワーを存分に楽しめる方法論として今回は、考えてるわけですね。
ここのブログでは、何度も書いたのですがノーマル史上主義ってのも、この前段階として、存在してまして、
それは、現役時に限定生産されそのままノーマルでって考えたHBガンマとNSRロスマンズ(ロスマンズは、アッパーが社外品ですけど)に対してやりました。そうして次の段階って事で少し楽しみ方を別の方向に向けたワケです。

バイクの楽しみ方って色々とある訳ですが、乗ってるだけじゃなく、そう言った関わった人達の考え方を想像して、組んで行くってのも面白いと思います。

まあ、こう言うのは、得てして、実は、そういう考えじゃ無かったんだけどって現実とのギャップもあるんですけどね。
\(^o^)/