バックステップを直そう・ステップ修正後編

 と言う事で今回は、なるべく手数を増やして、後悔とかやり直しの無い直しにしようって事で
時間だけは、かなり掛かっております。
いつもなら、すでにエンジンだけは、掛かってるような気がしますが今回は、牛歩のごとく
遅い立ち上がりで遅い進行状態ですね。

 さてさて、先日分解したBEET製の曲がったバックステップですが
今回は、会社に持ち込みハンドプレスで修正する事にしました。

 ちなみにうちの会社は、油圧プレスが常備されている機械を作っておりまして
会社には、ハンドプレスの色々なサイズやら油圧の5tから300tまで
結構、多種のプレスがありますのでこの辺は、会社で治したほうが楽なのですね。
大体、油圧プレスのある家なんて、普通にありませんので結局、使える物は、
使ってしまうって状況だったりしてますね。

 と言う事で先に部材が薄いブレーキペダルの方から修正します。

小手初めは、当然セットの簡単な万力を使用して直してみます。

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 普通に挟んで曲げたり戻したりってやってます。
ハンマー使うと傷が入りますし(プラハン含む)微妙な修正が効きませんので
全力を入れて、素手のみで変形させていきました。
アルミってガツンっていう一瞬の加圧には、変形するけど素手だとなかなか難しいのですが

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 取りあえず、ここまで戻れば、問題無さそうです。
新品と比べたらどうか?って言われると微妙なのですが昨日の写真を参照していただけると
わかりますけど、全然問題無い状態まで戻ってると思います。

 しかし、こういう破損があるからなるべくなら転倒したくないですねぇ。
直すの大変だし買うのも高いので直ったら転ばないようにゆっくり走らないと・・・
(想定速度15km)


 で分厚いステッププレートの方ですがこいつは、手で修正するのは、ムリですので
今回も油圧プレスを使って直す事にしました。

 まあ、わかってる人は、さすがにわかってたみたいですけど。 
 
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 最初に樹脂プレートに乗っけて挟み込み・・・
予想は、してましたけど、この程度の加圧では、全く変形するってのは、無いですね。
アルミってなかなか曲がらないのでもっと加圧掛けられるプレスを使わないとムリかなとも
思ったのですが、機械を動かすのが面倒ですので

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 曲がりのセンターを見つけて圧が下に逃げるようにして加圧掛けました。

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 40Mpaってどの位掛かってるか、想像出来ないのですが、まあ、かなりの加圧掛けてる訳ですね。
人間の手じゃここまで掛からないので結局機械に頼るのですがこういう機械がある会社ですので
そのへんは、ラッキーって事で休憩時間の内にやってしまうわけです。


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 って事でここまで修正掛けました。
厳密に言えば、完璧ってワケでは、ありませんけど目視で曲がってるのが見えないので
この辺で良いって事にしておきます。
曲げ伸ばしをやってると破断の可能性もありますので一気にやらないと怖いですしねぇ。
走ってる最中に曲げた所が折れた何て言ったら目も当てられませんし。
先回の事故に続いて、またかぁって言われそうですので・・・(;´Д`) 

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 修正を入れたステップは、こんな感じになりました。
この位なら問題無く使えると思います。

 そして、かなり前に書きましたが、スイングアームに干渉してた件につきましても↓

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 ボルトの固定をしていないので近そうに見えますけど、10mmくらいのクリアランスは、
確保出来てますので問題有りません。
これでやっとスイングアームの入替が出来るようになったって事になりますね。

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 仮付けしてみましたが良い感じで納まっております。
実は、もう少し手を入れないと駄目な所もあるのですが、それは、明日にでも修正して
アップする事にします。