クランクケーススムーシング作業


 本日は、昨日に続きまして、クランクケースとシリンダー合わせ目のスムーシングに入りました。
この辺でそろそろ、まとめていかないと業者に送れないのでさっさと作業してしまいます。

イメージ 1

 実は、クランク室も鋳造後が残ってる状態であまり良い状態とは、言えませんので
ついでにクランク室の面もついでに面だししていきます。

イメージ 2

 クランクとシリンダの合わせ目は、この部分ですね。
見たところ結構段差が大きく最小でも2mm最大で5mmほどありますので結構手間だったりします。
赤線の部分がわかりやすいです。実際は、全体的にこういう場所が点在してますので
一仕事って感じですね。

イメージ 3

 またしても時間を掛けて、ゴリゴリと削っていきます。
ここでワザと段差を利用して対流を起こさせているって言われたらアウトなのですが
大体、経験上こう言うのは、鋳造時の型の誤差って判断できますので
削り込んで行くわけですね。
まあ、弄りすぎてもそれほど影響も出ないだろッてことで結構、大胆に削ります。

イメージ 4

 クランクケース上側は、これで段差が無くなりました。
さらに下側に掛かります。この辺、弄ったぞって言う自己満足の部分もありますので
大体、ノーマル乗ってないにどの車体と性能を比べるのかって、言われたら・・・・・
って無言になってしまうのです。実際は、ちょっとだけ弄ったんだよって言えますので
その辺だけが自己満足って事で(;・∀・)


イメージ 5

 さらにシリンダー部分のカドのC面も出して様子をみながら

イメージ 6

 ツライチにして完成です。面を確認しながら落としてますので、時間だけは、掛かってますが
それほど効果があるかって言われると、以前にやったのは、かなり昔の事でして
エンジンがスムーズに動くようになった印象くらいしか無いのですが。


イメージ 7

上下クランクケースを合わせて確認してみると、こんな感じです。
取りあえず綺麗にラインが繋がってますので、これで良いって事にしておきます。

イメージ 8

 ついでにクランク室もオイルストーンでひたすら削りまくって鋳造跡を落としていきます。

イメージ 9

 と言う事でこんな感じまで磨き出しました。
何度も書きますがこれで何か効果が有るかって言われると比較対象が無いので
最後までわからないような気がします。
大体、新車のNSRに乗った事が無いので、乗れるようになっても、こんなモンだろくらいで・・・
昨日、K@ZUさんが掛かれておりましたがパワーチェックに掛けてやっとわかるんじゃ無いかと思います。


イメージ 10

 ってことでクランク室は、完成です。
明日は、今度は、排気側のフランジに掛かります。
こっちも結構段差が大きくキャタライザーの役割をしてる部分がありますので
削ってやらないと駄目なんですね。