SSSSさんにチャンバーを焼いて貰った。


 家の会社は、金属加工業でして、加工全般を行っておりますんで大抵の事は、
会社に行って、作業すれば、解決してしまうのですが、残念ながら出来ない事もありまして・・・
ちなみに自分の職種は、カスタマーエンジニアとかの肩書きがあるのですけど簡単に言ったら
組み立て工ってやつですね。

 機械全般に色々と組み立てたりメンテしたりする機会があるのですけど、
残念ながら溶接だけは、本人にやる気が全くないのと、やる機会がそれほど無いために
未だに身についてないのが実情でして、その辺、そろそろ、本腰入れてやらないとって
思ってたりするのですけど、今回のチャンバーの焼きに関してもバーナー使う?とか言われたら
さすがに会社でやるのも、一切触ってない事でして、どうやってやればいいのか皆目検討が
着かないってのが本音でして、さてさて、NSRのチャンバー着いてたけど、えらいカーボンが
堆積してるしどうするかなぁって思っておりました。

 しかしながら、そこは、それでしっかり出来る方がおられまして、
その方がブロ友のSSSSさんだったりするのです。

 SSSSさんは、溶接の方が専門に近いような職種だったと聞いておりまして、
少し前に、家の会社でヒマな時に焼いて来ますよと嬉しいお言葉を頂きまして
御願いいたしました。

 SSSSさんは、ブログを見て貰えれば、わかるようにバイクのフレームやら何やらを
切ったり貼ったりって本気でプラモデルのように仕上げる人ですので
チャンバー焼くくらいの仕事は、お手のモノらしいです。

 で、少し前に忙しい時間の合間に終わったチャンバーを届けてくれまして、
さらにその画像を頂いておりましたので、ご紹介って事でヽ(´ー`)ノ

 今回は、完全に楽させて頂きました。

イメージ 1

 NSRに着いてきたチャンバーは、フクシマ製のドックファイトチャンバーだったのですけど
これがまた、かなり年期の入ってるモノでして、サビサビでびどい有様でどうすっかなぁって
具合の一品だったりしてます。
はちまるさん辺りは、焼き芋って表現しておりますけど、全くそのものですねぇ。

イメージ 2

 こんな感じでかなり錆も進んでおりまして、そのまま使うには、やだなぁって具合で
結構、酷い状態です。
新品で買ったら偉い高く着くのは、わかっておりますし、これ何とか使いたいってのが
本音だったりします。

 実際は、NSR250の88年式についている純正のチャンバーでもそこそこの性能が出て
それなりに安値で販売されておりますので、それ買ってお茶を濁そうって考えもチラホラあったのです。

 しかしながら今回のSSSSさんのお申し出でなんとか、これを利用する事が可能になったわけです。

イメージ 3

 もともとNSRは、濃いめのセッティングがしてあるようでさらにその上、前オーナーが
チャンバーを入れ替えた折にメインジェットも1番手濃いめにしていて、
当初、家に来た時に始動した所、チャンバーの付け根やら何やらから、液ガスが
しみ出てくる状況だったのですね。

 この濃いセッティングは、後々乗りながら調整していきますけど、さすがに液ガスが
しみ出てくる位の状態ですのでチャンバーの中もかなり厚くカーボンが堆積してるようでした。
自分でやるとしたら精々パイプユニッシュを使ってお茶を濁すくらいしか、考えてなかったのが
事実でそれで性能がきっちり出るのか?って言われたら?????位にぁゃιぃモノでして
腕が無いのが性能に影響するって事になりそうだったわけです。

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 と言う事でSSSSさんがバーナーに火を入れて、炙り倒してくれているわけです。
排気口から、煙がガンガン上がっておりますが、当然カーボンがさらに焼けてる状態みたいで
結構出て来てますね。
 
 見た限りでもかなりのカーボンの固着がありましたので相当入ってる予感はしてまして、

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 さらにさらに、煙が多くなって噴出しております。
これ見たら、パイプユニッシュなんて、何の役にも立たなそうとか思ってしまいますね。
カーボン除去剤は、デイトナやら色々な所から販売されておりますけど、
それが使えるかどうかってネタになるとネットで検索しても、それほど良い結果が見えてこないので
やっぱり焼くに限るみたいです。

イメージ 6

 どうやら、焼き終わったようでSSSSさんの秘密兵器が出て来ました。
ドリルの先に番線にナットを多数くくりつけた道具みたいです。
これを、チャンバーの中に入れて、グルグル回すとカーボンが取れるって寸法です。

 回してるのは、現実に見てないのでどんな具合かは、わからないのですけど、廻し終わっての
画像がこんな感じで↓

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 カーボンが山の様に出て来ます。
さすがに焼いただけ有って、固まりがゴソゴソ出て来てますね。
これ見ると、かなりの量が堆積してたのが良く分かります。

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 ついでに外側もグラインダーにブラシを付けたモノで擦っていただいて
家に戻って参りました。
出す時は、かなり重く純正なみの重さがあったチャンバーですけど
帰ってきた時には、かなり、軽くなってまして、結構な量で詰まってたのが
想像できました。

 ついでに穴が開いてしまった部分もしっかりと溶接して補修を掛けて頂いております。

 大体、エンジンに火を入れた時にかなりの排気煙が出てましたので
これで普通にっていうか、新車時の状態できっちり性能が出そうです。

 SSSSさん、どうも有り難う御座いました。
受け取ってから、本日まで放置してたのですけど、さすがに焼いただけ有って
錆も若干進行してきましたので、耐熱スプレーを買ってきて塗り始めてます。
さすがに新品のようには、行きませんが、それなりに綺麗に仕上がりそうな感じです。。