エンジンを載せる準備をしよう。


 そろそろ、手持ちのネタも少なくなってきまして、エンジンの組み立てをさっさとやって
始動しようって具合の所まで来てるのですが、そのまえに少し小物をやらないとって事で
本日は、そちらに掛かる事にしました。

 純正部品の消耗品は、ボルトやら、シールやらと色々買い込んでいたのですが
その中でも残念ながら、すでに廃盤になってしまってるモノがありまして、
そいつらを何とかしないとって事で結局、現状着いている物を何とかしないとという
話になってしまいまして・・・

 シリンダーヘッドを押さえるボルトですが2種類のものが使われておりまして
ホースの押さえやら、ラジエタを共締めするスタッドか4本有るのですが
部品を注文した折にそのスタッドボルトが廃盤になっておりまして、
結局、手直しして使うって事になりました。

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 ものは、こんなヤツ、全部で片側6本のボルトで押さえる形でその内の2本x2ですね。
さすがに水が回りますのでサビが浮いているのですけど、このまま使うのは、どうも忍びなくて
入るなら新品に入れ替えようって思っていたのですね。

 しかしながら、このボルト何度も書きますけど、すでに廃盤・・・
エンジン部品にもチラホラと廃盤の文字が見えたりするのですが、
こういうボルトは、共用じゃ無いみたいでして、手に入らないのが確定してますので
ブラストを掛けて再利用って事にしました。

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 もともと、それほど汚れているわけでもなく、そのまま使ってもいいかぁって思ってましたけど
さすが、ブラスト綺麗に落ちます。

 これ見たら、新品に入れ替えなくてもブラスト掛ければ、いいやんとか思いましたけど
その辺は、すでに買ってしまった後の祭りってやつでして、たかがスタッドボルト如きに
お金払ったのが少し悲しいですね。

 実は、このボルト類、再メッキに掛けようと色々と探してみたのですけど
残念ながら、それほど良さそうなショップが見つかりませんで、このまま、油引きして使います。
よくよく考えたら、ブラスト→再メッキで結構、再生できる部品てのがありますので
今後、また何か直そうって時には、その手を使おうと思っています。
再メッキじゃなくても塗装でも全然、最近のヤツは、被膜が強いので使えそうな気がしますね。

 さてさて、さらに別のお話ですが、家のNSRは、距離を走ったバイクでして
当然のごとく、劣化したり壊れたりしてる部品ってのが、結構ありまして、
ニュートラルスイッチってのがその1だったりします。

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 スイッチの先端部分が完全に削れておりまして、このままでもニュートラルを拾いますので
その辺は、問題無く使えそうでしたけど、たぶん、使ってるうちに駄目になるのが見えてまして
純正部品を注文して、購入しておきました。
実は、この部品も残り数がかなり少なくなっておりまして、もうしばらくしたら手に入らなく
なりそうな具合です。

 以前なら、結構、絶版車の部品も入ってきたHONDAさんですが、そういうのもいよいよ
会社の方針が変わったらしく、品切れ=絶版って事になってるらしいので
さっさと入れ替えました。

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 クランクケース下側にこんな感じで入るのですけど、エンジン分解するか
ニュートラルが壊れない限りは、絶対に見ませんね。
入れ替えておけば、この先、取りあえずしばらくは、安心していられますので
購入して入れ替えましたけど、これって先が真鍮でして、恐らくしばらく内にまた
同じ事になりそうな気がします。
そうしたら、何とかして、直す方法をまた考えないと駄目ですね。
今の所は、入れ替えたので無問題です。


 で、NSRには、ドックファイトチャンバーがついてたのですけど、
そのフランジ部分のガスケットの設定が無くて、液ガスがダラダラと流れ出るって状態でして
ブラン地部分にガスケット入れないと駄目だなぁって事で、自作する事にしました。

 ガスケットシート買ってきて、作ってしまえば、終わりなのですけど
会社で耐熱商品を使う都合上、熱に強い材料がゴミ箱に結構転がっておりまして・・・

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 今回は、カーボンペーパー(左)と銅板を使う事にしました。
フランジの合わせ面は、フライスで加工して作ってありますので面がきっちり出てますので
その面が出てる部分は、銅板で押さえ込んでフランジとシリンダーの合わせ目部分の
傾斜の違いをカーボンペーパーの弾力で押さえようって魂胆です。

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 銅板とカーボンペーパーを形状に合わせて丸く切ってしまいます。
カーボンペーパーは、柔らかいので加工が楽でいいのですが、銅板は、どうも切るのが難しいです。
もう一回切れって言われても、嫌だなぁってのが本音ですので、次に作る時は、どこかに
外注に出して、切って貰うか、上手く抜く方法を考えようかと・・・

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 で液体パッキンで外側に銅板、内側にカーボンペーパーてな具合に貼り合わせて
重しを掛けてくっつけておきます。

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 って事でフランジとシリンダーの間に入れました。
フランジとシリンダーの間の隙間が大体0.5mmくらい。
たぶん、この部分、部品の設定がありませんし、純正のガスケットは、5mmほど有って
厚すぎて使い物にならないので、結局作らないとってな具合です。

出来上がった厚みは、1mmくらいで終わってるのでなんとか漏れは、納まってくれると思います。

 実を言いますと本日、ピストンが到着致しまして、モリブデンショット加工された
ピストンでエンジンを組み上げるのも間近ってな具合で、週末には、エンジン掛けられそうです。
その辺の詳細は、明日って事で