WPC,モリブデンショット加工のピストン関連到着


 今回のNSRは、ピストン関連も一手間入れておこうって事で少し前に加工に出しておりました。


 エヌ・イーさんでは、モリブデンショットとWPC加工というモノをやっておりまして
くわしくは、エヌ・イーさんのサイトを見て貰えば、わかるのですけど
ショットを打ち込んで焼き入れ、焼き鈍しをして、さらに表面処理をして潤滑性を高める事が出来
焼き付きの恐怖にいつも悩まされる2stには、合っていそうな加工だったりします。

 自分的には、RVF辺りのバルブやらピストンにも加工を御願いしたいと思ってたりしますが
いかんせん今、手を掛けているのがNSRですので、その辺は、先の話になりそうです。

 と言う事で、先日には、加工が終わり家に届いていたのですがこんな感じに仕上がってきました。

イメージ 1

 一個ずつしっかりと梱包されておりまして、仕事の丁寧さが感じられます。
大体、商品の質なんて、こんな所に出てしまいますので、この辺はさすがですね。
適当にやった、どうでも良い仕事だと、商品も結構、適当に扱いますからね。


イメージ 2

 クッション材を開いてみると、さらにこんな感じで梱包されておりました。
イヤイヤ、これだけ見ても、かなり期待できる状態です。


 一応、新旧を比べるために加工無しのモノと並べて撮影してみました。

イメージ 3

 ピストンです。見て分かるように表面の色が違ってますね。
モリブデンショットを打った表面は、灰色って言うか緑って言うか、色が変わっております。
恐らく焼き付く時は、大体オイル切れたりって具合でメンテがちゃんとしてない時なのですけど
しっかり、加工されてるのが見て取れます。

 実は、ピストンに若干の傷が入っていたのですが、それも目立たなくなってるのは、
WPC加工の御陰だと思います。
見たところ、傷のない少し変わった色のピストンって言われても、そうかもって思ってしまいます。

 今回は、ピストン関連に拘わるモノを殆ど加工を御願いしていまして。
その辺は、どんな買って言いますと。

イメージ 4

 ピストンリングは、見た目それほど違いが見られませんが、加工は、しっかり入ってるのが
肉眼では、わかりました。
ショットを打った時の衝撃でリング上面を表すNと言う文字がぼやけてまして
結構な圧でショットがぶつけてるってのがわかります。
写真だとその辺は、見えないので撮影は、しませんでしたけど、良い感じで仕上がってます。

 さらにピストンピンと絡むラジアルベアリングの部分の流動性を高めたいと思いまして
ピストンピンも出したのですけど、そちらは、こんな具合です。

イメージ 5

 この部分は、結構運動も激しいらしく、結構ピン自体に後が残っているのですが
薄く残っていますけど、その上からモリブデン加工を掛けたのがわかります。
本来なら新品を入れたかったのですが段付きもありませんでしたので
そのまま、御願いしましたけど、おそらくこれでも大分、差が出て来そうな気がします。

 今回の加工は、ピストン関連一式で13720円、恐らく他の2st2気筒も同じような値段でいけると思います。
実際に走って確認はしておりませんがレースなどでも使われている実績のある技術ですので
公道にて実働させるのが楽しみです。

 ちなみに現在エヌ・イーさんでは、レースイベントサポートキャンペーンってのを
やっておりまして、レースに使用するエンジンのWPC,モリブデン加工を特別価格でやっていただけるそうで
興味のある方は、連絡してみて下さい。

って事で外に出した、加工は、全て家に戻ってきました。
週末にエンジン稼働を目指して、さっさと組んでしまう事にします。

 でも週末は、雨なんだよなぁ・・・試運転は、出来ないな(;´Д`)