サイレンサー修理


 先回、エンジンは、終了いたしまして、いよいよエンジン起動と行きたいのですが
もう少し、やる事がありまして、チャンバーは、SSSSさんに焼きを入れて頂き解決して
綺麗になったのですけど、サイレンサーも同じ状況だろってな具合で
詰まったサイレンサーを使用していたら、自分の嫌いな飛んでもない爆音を響かせて
町中に騒音をまき散らすってな具合になりそうなのでサイレンサーの入替に
着手しました。

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 モノは、これです。
青いアルマイトで仕上げられてるドックファイトチャンバー付属のサイレンサーですね。
持つとさすがに中見が詰まっているらしく、ずっしりとした重さが感じられます。
 これ開けると手は、カーボンで黒くなってなかなか落ちないし
部屋中汚くなるのでやりたくないってのが本音なのですけど、これをやらないと
さすがに前項の通り、おまわりさんに整備不良で切符切られそうなくらいの
爆音を響かせそうだったので、仕方なく分解するわけです。

 社外品でカーボンとかアルミとかのサイレンサーが結構販売されているのですが
いかんせん、こちらは、一本5千円・・・車体に大枚叩いて直した、ボンビー状態の
自分には、少し値段が張りすぎて、買う気にならない品物でして、それなら
もともとのヤツを直してしまえって具合ですね。
サイレンサー内の中見の交換は、それほど難しい物でも有りませんし、
さっさとやるに限るって事で開けてしまいます。

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 中見のグラスファイバーは、こんな感じになってました。
一番の外側は、まだ白い色が残っていて、使えないって印象は、無いんですけど
やっぱり、中は、結構詰まってるような気がします。

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 で、開けるとやっぱり詰まってますね。
大体、走行距離がそれなりに行ってますのでグラスウールの状態も想像が付くってもんで
こんな感じになっています。
さすがにこれだとストレートに抜けて消音効果は、無くなってると思います。
一番内側は、炭化してますし、すでに使えない状況になっています。
飾りでつけるなら、構わないって具合なのですけど、消音をしっかりさせたいって事に
なったら、これは、さっさと交換しないと駄目ですね。

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 管の方のパンチングメタルもかなりカーボンで詰まっておりまして、
一個ずつ開口していきます。
丁度イイのが無かったので、今回は、手元にあったテーパーリーマーで穴明けです。
完全に炭化して固くなってました。
入り口側が殆ど詰まってますし、これは、消音効果が無いってのは、見て取れます。

 で、中見を入れ替える事にします。
今回は、グラスウールを使わないでカーボンフェルトを使う事にしました。
 
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 ものは、こんなヤツですね。
オーディオ関連では、消音に使われているようですけど、サイレンサーで使ってるの
見た事無かったのでどうかなぁって思いますけど、実は、これで会社の同僚の
しまだ いすけ先輩は、愛車のマフラーの消音を試して上手く行ってますので
大丈夫だと思います。
ちなみにこのカーボンフェルト会社の機械のテストで使うのですが
温度2400℃のテストで燃えないので温度にも大丈夫なのは、わかってますし
何にしろ、使い古しのハギレがいっぱい会社にあるって具合で懐にもやさしかったりするわけです。

 これとは、別にやっぱりグラスウールも会社にあったのですが、そちらは、ネタとして
面白くなかったので、こっちのカーボンフェルトを使う事にしました。

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もう、中見は、抜いてありますのでサクッと入れてしまいます。
隙間が出来るのを嫌って、ステンの針金は、使わずにそのまま丸めて
グイグイと押し込みます。

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 ってことでやり始めたら面倒な作業では、ありませんので早々に終わってしまいました。
カーボンで詰まったずっしりと重いサイレンサーに比べたら、全然軽く仕上がってます。
これで、エンジンの起動が出来るようになりましたって言いたいのですけど(;´Д`) 

 実は、リベット買ってなかったのでまだ止めておりません。
明日にでもホムセンに行って買ってきて、締めます。