フロントバンク排気ポート終了

 やっと、気温も下がって、涼しくなりまして「アツー」とか「だりー」とかとは、無縁な気温になりまして
今日辺り天気の良い所の方は、バイクに乗って走ろうって状況になってきましたが
こちらは、本日、雨で朝なんて集中豪雨に見舞われ部屋でボーッと過ごしてる自分としては、
うらやましいなぁって思ったりしてるのですが、休日を楽しんで居られますでしょうか。

 えっと、何か面倒とか言って、全然手が動かなかった少し前と若干状況が変わってしまって
スイッチが入ってしまいまして、一気に排気ポートを磨き込んでしまいました。
ちなみにこの時間にブログ書いてるのは、昨日は、寝ないでやってたってのがホントの所で
その辺は、これから昼寝して調整することにします。

 と言う事でタイトルの通りフロントの排気ポートに先日の未明から掛かっておりまして
さっさと仕上げてしまいました。←この辺が少し前と違う状況ですね。(;´Д`)

 先回は、全然やる気ねぇーって記事で詳しく書けなかったので
今回は、しっかり写真撮ってましたので順番に行きます。

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 取りあえず、削り込む前にスローとの寸法だけ確認しておきます。
今回は、拡大が目的じゃなく磨くだけなので削り落として、ゴミにしてしまう前に
しっかりと見ておきます。

 8方向寸法で平均16.3くらいになってます。実際は、もっと正確に測定して
ヘッドを駄目にしないように確認しておくのがベストだと思いますが
磨くだけ、磨くだけっておまじないを唱えながら削りますのでそれほど慎重になる事もなさそうです。

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 と言う事で改めて排気ポートを見てみます。この横の部分ですがこれがバリなのか
それとも流体力学に基づいた抵抗のモールドなのかって判断しなければならないのですが
見た所、「バリだろ!」って結構、気軽に判断してしまいます。
左右かなりバラけた状態になってますし鋳造時のエアーの噛みもあり、恐らくって判断してます。
もっともNETや雑誌などでポート内部の写真を見ていると均一に仕上げられている部分ですので
その辺も判断材料にしました。

 確認と検証が終わった所で削り込みに掛かります。
取りあえず、均一に仕上げるには、このバリの部分が邪魔になりますので
一番最初に荒削りを行います。

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 今回は、こんな感じの砥石ビットを使って削っていきます。
このほかにもプロクソン製の砥石ビットもあったのですがそちらは、リアバンクの削り込みを
やったときにどんどん減って無くなってきて頭が飛んでったりしましたので
ドレメルを買った時に付属していたモノを使うことにしました。
ちなみに最近は、便利な世の中になりまして、この手の砥石ビットが100均で手に入りますので
どんどん使うには、そちらを使った方が安上がりかも知れません。
これ、プロクソンにしろドレメルにしろビット関連は、まともに買うと結構、値が張るんで
散財をしないためには、良いかもしれません。自分は、買って使ったことが無いので
何とも言えませんがたぶん使用に耐えると思います。
もちろん、そんな安物使わなくても高いの買っちゃるってお金持ちの方は、高い方を
購入して使うのが吉でしょうねぇ。

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 って事でさっさと削ってしまいました。
この辺、リューターの性能にも依りますけど、ドレメルやらプロクソンなら簡単に削り落として
くれますね。
実は、プロクソンのリューターが壊れてしまって、代わりにって購入した100均の
安物リューターがあるのですがこちらは、トルクが全然足りないので役には、たちません。
やっぱり、しっかりしたモノを買った方が後々仕事が早いです。
てか、エンジンバラして中を磨くって普通に考えたら狂気の沙汰とは、思えませんので
真似しない方がいいような気もしてます。走らなくなったり調子を崩したら大損害ですし・・・

 ある程度バリを除去したら、こんどは、均一化に掛かります。
今回、使ったのは、アルミパイプ3mmの先にダイヤモンドカッターで切れ目を入れて
そこに紙やすりを挟み込んで固定したモノです。

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ダイヤモンドカッターは、プロクソン辺りのリューターを購入するとオマケに着いてきますので
それを使ってます。
加工が楽な方がいいのでアルミパイプにしたのですがどうも強度がイマイチですので
ステンレスパイプにした方が良さそうです。
今回は、3本作って2本先の固定部分が飛んだのでやっぱりアルミじゃ弱いですね。

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 こんな感じで均一化を図ります。
使ったヤスリは、耐水ペーパーの120、240、400、1000、1500、2000の6工程でやってます。
磨いて確認して駄目な所を一段もどって磨いてって何度も繰り返すのですが
最初の120番である程度の面を出しておくと後の工程が楽になりますので
一番最初の所だけ丁寧にやった方が正解です。
手を抜くと磨き面が曇ったり傷が残ったりしますのでその辺を気をつけてやってます。

 で2000番まで行くとこんな感じになります。

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 わかりにくいですが面が出て凹凸の無い均一な面になってます。
光を当てると陰影がしっかり出て確認出来ますので光量の高いライトを使って
確認しながら作業をすると結構綺麗に仕上がりそうですね。
それでやっぱり鋳造なので成型時のエアー咬みの後が残ってたりして
穴が空いている部分があったりするのですが今回は、拡大が目的では、有りませんので
無視して先に進めます。


 納得行くまで削ったら、磨き作業に入ります。
ここからは、どこまでがんばって下地を作ったかがしっかりと見えてきますので
面白くてどんどん進んで行きますね。

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 磨き作業ですが今回使ったのが赤棒→青棒→ピカールラビング→マザーズポリッシュ→ピカール
順に使いました。写真は、赤棒ね。
たぶん、違うだろとかありそうですが気分で使ってますので
突っ込まないで下さいね。
パフの状態と表面の状態を見ながら臨機応変に入れ替えてますので前後したりしてますし
たぶん正解は、赤棒→白棒→青棒→ピカールってな具合で合ってると思います。

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 で途中写真ですが大分光ってきました。
磨き込みが重要かって言うとカーボンが付着し難いってその位しか思い浮かばないのですが
どうせ、磨くなら綺麗になった方が良いだろって事でこの辺も一生懸命磨きます。
で、最後に皮パプで磨いて仕上げました。

 完成したのは、これ↓

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 バルブ側は、こんな感じで仕上がりました。そこそこ綺麗に磨けていると思います。
ちなみに一番最初に確認しておいたスロート部分ですが

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 16.4mmって所で収まっています。
その差は、0.1mmですが、この辺が磨いてもそれほど性能変わらないって言う所以です。
ただ、ポート内部に関しては、なるべく抵抗を抑えるイメージで磨いてますので
気分的な位には、効果が体感できるかもしれません。

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 排気ポート側は、こんな感じです。
さてさて、どんなもんでしょうか?って事で次は、吸気ポートに掛かることにします。