理想と現実の狭間で・・・

 現在、TOPに掲載されているKR250のタンクの画像ですが自分でも綺麗なタンクだなぁって
思っています。

 これ、中側サビ有り補修必須って事でヤフーオークションで購入しました。
現在の中古車両を含めて写真のみで購入するリスクは、あるのですが要補修のモノを買うしか
絶版中古車の車体、パーツを含め純正新品が出ない以上中古を買うしかないのですが
写真では、綺麗に見えるこのタンク裏を返すと結構良い感じでやれています。

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 補修中なのですけど、現実は、こんなモンでして恐らくは、中古である以上似たような状態に
なってそうです。
小さい擦り傷からサビが廻り純正のカラーを伸縮して少しずつですがサビが廻ってる状態です。
放置していると穴が開いたりしそうですし、バイクに関しては、タンクは、顔ってくらいに
キモになりますので補修必須になります。

 少しくらいの傷ならそのままでも我慢するからいいって方も恐らくいそうですので
その辺は、ちょっと置いておいて、どうしても綺麗にしたいって人が多数だと予測しまして
これを直す方向に持って行きます。当然、自分は、気になりますので直すって事にしております。

 さてさて、この手の小さい傷タッチアップで修正可能なのですけどこれには、当然のごとく
前提にしっかりと色の合ったタッチアップカラーが容易に手に入る、作る事が出来るって事が
必須になってきます。

 幸いにしてカワサキ純正カラーとしてライムグリーンが売っておりますので通販で購入
純正ライムグリーンは、新旧で2色あるので両方購入しました。

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 で、さっと塗って適度に対処すれば、終わりなのですけど、これが色が合わずに
素人じゃどうしようもないって状況になります。

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 新旧共に試してみましたが色が全く合わないのですね。
一本1000円ほどのが2本ですが、これで2色のカラーがお蔵入りします。

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 細工してみたら誤魔化せるかなって思って小細工しましたが基本的に色が違うので
全然合わずにさらに目立つ状況になります。
元々腐食を広げないための応急処置なのでこの辺仕方ありませんし、出品者がとかって恨み言は、
全然、無視してますが直らないのは、困ってしまいます。

 以前は、バイクペイントCOMさんがタッチアップペイントの販売をやっていて
さらに調色もやっておりましたので利用できたのですが現在タッチアップペイントの販売は、
終了しておりまして500mlからの購入になっていますので量多めでもそちらで色合わせして
お願いしないとって状況です。

 このタンク、補修が必要って事で購入してるので他にも結構サビが出ておりまして
中は、サビサビでして、こっちは、なんとか錆取り出来るし穴も空いてないので御の字ですけど
裏側に回りますと

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 フロント側の受けの部分は、こんな感じでサビが出てます。

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 リアの取り付け部もこんな感じで塗装がボロボロサビも出ていそうです。

 結局、こういう所は、個人的に我慢できないので補修って事になるのですけど
小さいタッチアップから内部のサビ外部のサビ落として再塗装って考えると結構な金額が掛かるのが
現実でして、正直な所、プロに任せたいってのが本音なのですけど、タンク一個をネットオークションで
購入、それを補修してという状態まで持って行くと安く落札してもかなりの金額が発生します。

 タンクだけでもこんな状態なので他の部品もって考えますと、安易に安く手に入るからって
オークションで購入して補修してって一台分をやりますと・・・

 この辺、塗装スキルのある方は、凄いなぁって思ってまして、色合わせから、わからないくらいに
補修を掛けるテクニックなんて尊敬に値しますね。
ちなみに自分の鬼門がこの辺と電気関連でして、機関部なら問題無く新造再生出来るんですけどねぇ。

 わかりやすい所で正常機能が必要なフロントフォークなんて揺動部が錆びていたら
再メッキ、再研磨なのですけど、これも良い金額になりますね。
ハードクローム掛けたら一本2万円足らずの請求が来ます。

 これだけ上げても、ショップからまともなヤツを購入するのが賢明だと言うのが
わかって貰えると思います。(;´Д`) 
 
 自分の場合、趣味でやってるので諦めが付くのですけど
状態の良いパーツが運良く安く手に入るってのは、かなり希な例ですし、全ての部品を
それで仕上げようってのが甘い考えって事になるんですよね。

 この不動車再生って趣味、えらいスキルと資金が掛かりますのでその気のある方は、
覚悟して来て下さい・・・どっぷり使ってる自分は、かなり切り詰めてバイクに捧げておりますけど
それでも足りないってのが本音でして・・・