クラッチとクラッチカバーとDTのエンジンとわたし

 自分は、かなり前からネット中毒状態で家にいる時間は、ほとんどネットの世界を彷徨っています。
見てるのは、電気関連の自作記事とかバイクの記事とかって好きな情報を手に入れられるので
テレビなんかもそっちのけでずーっと見てまして、それでも情報媒体は、新しい物が
欲しい時も有りますので本屋に行ったりもします。


バイク関連の本もかなり頻繁にさらっと目を通すのですが最近2STネタが多くなってきて
NSRを動かして走らそうとかって記事見ちゃうと買って読もうかってモトメンテナンスとかって
たまーになのですが買ってしまったりします。
バイクネタなのでこの辺の本は、皆さんも見てるんじゃ無いかと思うのですが
なんかこの本って全然ダメで毎回タイトル買いしては失敗だなぁって反省してるんですね。
何がダメかって、皆さんも思ってると思うのですがほとんどの内容がこのショップならとか
こういう不具合は、このショップって、いやいや、モトメンテナンスってタイトルから
モトメンテショップって変えた方が良いんじゃ無いってかなり心配してしまうような内容で
元々、バイクの修理なんてバイク屋さんに持って行った方が良いよって思ってるのですが
ヤフオクとかで個人売買出来るようになった昨今、修理してくれないバイク屋さんばかりで
ショップが見つからずバイク修理難民なんて言葉がチラホラ出てるのになんか変だなぁって
思った次第で。やっぱりネット徘徊してる方がためになるなぁって再認識した次第です。


 って事で先日に続きクラッチ回り行きます。



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カバーは、こんな感じでやっぱり傷だらけでしてこの辺は、オフローダーなんで仕方ないなぁとか
思いますね。オイルポンプ回りも泥が入ってるので現役時代は、かなり活躍してたのかもしれません。


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ウォーターポンプのカバーを外して見ましたがガスケットの下に水が入り込んで腐食起こしてます。
これ、フライス加工で製品完成でフライス傷部分に水が毛細管現象起こして入り込んで
腐食が起こってるんだと思っています。
この辺は手を入れれば改善の余地が有りますので一生懸命磨いておきます。


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これもラッピングマシーンに頑張って貰って磨きました。
研磨するのにえらい楽なんでかなり重宝してますね。これ無いと一生懸命手磨きなので
時間の短縮にはなってます。


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多少、腐食が残ってますが綺麗に磨けました。ここまで削れば面で当たるんで時間のメンテは、
かなり楽になると思います。


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表面も写真じゃ見難いですが下側にアルミ腐食起こしてましたので
ブラスト掛けて綺麗にしておきました。
バイクの部品触ってるとずーっとこの磨いて擦り合わせて綺麗にしてって作業が続ますが
綺麗になるのは、気分が良いのでストレスの解消になりますね。
たまに不具合改善にえらい悩む事もありますが今回は、スムーズに進んでいるので
腕の方も人並みになったんじゃ無いかと思います。


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ウォーターポンプのシールですが案の定固く劣化してましてシールの役目を終えてます。
DTの部品は結構この手の小物に関して共通部品が多いらしく出てきますので
さっさと注文して置きました。古いバイクでも息の長いのは、比較的部品が出てくるので
有り難いです。この辺、見習ってほしいメーカーがあったりもするのですが
部品のストック期間短いメーカーは、現行機種も修理出来る期間が短いんだろうと
見切りを付けてたりしますね。
合わせ面も腐食入ってるんでついでに磨いておきました。


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シールが来るまで自分時間が有りますのでついでにカバーも化粧直しして置きます。
補機類外したら洗浄してマスキングしてさっさと処理します。


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ブラスト、サフェーサーまで来ました。どうせ手を入れるならって徹底的にやってるのはいつもの事なのですが作業が早くなって来てまして、それに対して掛かるまでのやる気が出ないって
腰が重いのをなんとかしないとなぁって…(^_^;)


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この部分はウレタンで仕上げました。レタリングは目立つの嫌いなのでうちでは入れてません。
ウォーターポンプのカバーの相手の部分もしっかり研いで面を出しておきました。
ここまで磨いておけば腐食も出難いと思います。もちろんカバーの合わせ面も一生懸命磨いておきました。これでオイル漏れたら笑いますがたぶん大丈夫だろうと思います。



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次は、クラッチの測定をやって置きます。3MMジャストで使用限界が2.8mmまだまだ使えます。



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クラッチプレートは、一面焼きが入って交換したい所ですけど変形無くなんとか使えそうなので
交換しないでそのまま使い倒します。たぶん部品は出そうですけど、全数変えると
出費も大きいので今回は保留にして置きます。


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スプリングも規定値3.2mmに対して3.3mmなので全く問題ありません。
さっさと確認したらケースに収めてしまいます。


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って事でクラッチ回りは終了。シールが到着したらカバー閉めてさっさとフライホイール側に掛かります。結構、時間掛かってますが部品の再塗装とか調整とかで時間使ってて実際の所は、問題無く
順調に進んでます。