腰上をばらそう。

　と言う事でHBガンマに乗っかってきたエンジンは、ピストンが傷だらけで
首振りを起こしていてカタカタカタカタカタとうるさいくらいに鳴っていて
そのまま、使うには、ちと辛いモノがありました。
結局、今年の頭に地元のアップガレージにてキックは、降りるけど始動確認を
していないエンジンを購入してきましたがこれが結構良さそうな雰囲気でした。

　しかしながらピストンは、確認しましたが傷が無くても開けてないエンジンですので
かなり不安がありますし、さらに仕事の忙しさにかまけてここまで延び延びになってしまいました。

　で、買ってきたエンジンですが↓

　こんな感じのエンジンで見た目、年代を考えたらそれほど綺麗でも有りませんし
HBガンマに乗っていたエンジンよかは、マシだろって位のエンジンです。

　エンジンの背に８３の文字が書いてありますので、そのまま８３年製１型のエンジンだと思います。
比べてみると2型エンジンとは、若干の違いがありますがまあ、どっちかって言いましたら
初期型のガンマの性能の方が良さそうな気がしないでも無いのでその辺は、無問題って事にしておきます。
逆に2型の販売数って考えましたら恐らく１型よりも少なそうなので
状態が良いエンジンをさがすとなると結構難しい物がありそうです。
大体、ネットで見かけるガンマって言いますと1型の青白か3型以降のヤツが多いので
2型は、レアキャラ化してるような気がしますね。
当然ヤフオクなどに出回っているパーツも2型は、少なかったりします。

　サクッとヘッドを取り外してみましたがヘッド部分にカーボンの堆積も少ないですし
それほどガンガンに走り回らせたエンジンじゃ無いような気がします。
HBの時は、真っ黒で掃除が大変でしたがこっちに関しては、綺麗な部類だと思います。
ラジエター液が回ったのか若干、錆が見受けられますが、この辺は、問題になりませんね。

　シリンダーのスリープは、こんな感じで綺麗なもんです。
状態を見るとかなり走行距離が少ないか部品をシリンダー交換したのかってくらいの綺麗さですね。

　ピストンは、もう奇跡的に傷無し、綺麗な状態です。
カーボンの付着が若干有りますがもうこんな状態のピストンだったらHBガンマに乗ってた
キズキズピストン捨てたくなりますからね。大事に取ってあったりするんですけど
このまま、こいつを使って組む事になります。
　純正新規でピストンとリングを発注しないと駄目かとも思ってたのですが
そんな、不安も無くなりました。

　腰下の方は、こんな感じです。
シリンダーとの会わせ面も綺麗なモノでそのまま、ばらさなくても使えそうな状態です。
スタッドボルトは、さすがに汚いので磨くか、新品に入れ替えたいですね。

　さてさて、せっかくバラしたので掃除しながら部品をバラしていく事にしておりましたので
衣装ケースに熱帯魚用のヒーター入れてお湯の温度を上げておきます。

　今回、パーツ洗いに使うのは、サンエスにしました。
年末に東京に行った折にワールドインポートマートで購入したのですが
それほど綺麗になるか実績がありませんので不安だったのですが、これしか無いので
今回は、さっさと用意しました。

　洗った後の水がこんな感じなのでそれなりに綺麗になったんだと思います。
他にも色々洗浄剤があるのですが、折を見て色々試してみたいですね。
今回のサンエスは、量が少ないので直ぐ無くなりそうですし、結構掃除しますので
必需品ですからねぇ。

　ばらしたついでなのでホーニングブラシも用意しました。
恐らくクロスハッチも消えてるだろって思ってましたので用意したんだけど
実際は、シリンダーの状態がかなり良い状態で軽く擦るだけにしておきました。

　こんな感じでグルグル回して研いで行きます。
会社でホーニングブラシ買ったよって話題に出たのですが
実は、会社にももっとイイヤツがありまして、いらん出費だったみたいです。
いや～さすがに加工業でして金属加工用のツールは、色々あるみたいです。
もったいな～(；´Д`)

　シリンダーは、こんな感じになりました。
元々のクロスハッチが残っていたのにさらに重ねたのでなんか汚い印象がします。
まあ、動けば、いいのでこれは、これで良しって事にしておくって事で・・・
焼き付いたら会社でまたホーニングすることにしようΣ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)

　最後にヘッド側の会わせ面を研磨して腰上は、終了です。
以前、圧縮比UPにヘッド面研って書きましたが、素性の良さそうなエンジンを
ガンガン弄くり回すのは、気が引けまして、軽く研磨する程度でとどめました。
研磨機使えば、もっと綺麗になるのですが、こんな感じで本日は、終了です。
　
さてさて、難関の腰下が残っておりますが明日に作業時間があったらやる事にします。