MXS GP90

悩みに悩んで買ってしまったMXS GP90と言うシリンダーネタです。

先日の話で出たAM6ってエンジン、このエンジンがえらい長い期間海外では、
使用されてまして、ちょっとebayとか、バイクのサイトを覗くと多数のパーツが
販売されています。
現地では、こいつをTWINにしてジョグのフレームに乗っけてドラッグレース
やってたりしますのでyoutube辺りで見た人もいそうですね。

日本は日本で同じエンジンを使い続けてるモノは、幾つも有りますけど
バイクの人口が激減しておりますのでマーケットも幾分つまらない物になってますので
ちょっとだけ面白いのは海外の方が多いんじゃ無いでしょうか。
4MINIとか、まだ人気なんですかねぇ。モンキー良いのですが
どうも、サーカスの熊のごとく見た目が良く無いんで遠慮してますけど。

海外のメーカーは国内でもマロッシとか有名ですけど、国内で買うとなんとなく高いですし
ベース車両がスクーターばかりなので今回の構想とはちょっとだけ違う部分があって
今回は、マラグーティドラコンに行ったわけですが、スクーターは、スクーターで
面白いんで、ジョルノで遊び倒し切って、またその内ジョルノも復帰させます。

で、国内では、すでに過去の遺物となった2stですが、海外はパワー落としても
しぶとく生きてまして、昨日のアプリリアの50とか実車売ってるからパーツも出ています。
現在は、RS4 50になってデルビ辺りの兄弟車を販売してますね。

正月辺りに何やろうかなぁって、記事を上げたのですが、2stシリンダーとしては、
多分、最新になるMXS GP90ってシリンダーを見つけこれ使おうって、
マラグーティ ドラコンが手に入ったのも有りますが大枚叩いて買ってしまいました。
本日、腐食防止にガンコート塗って来ましたので少しだけモチベ上がってるのもありますけど


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シリンダー本体は、こんな奴です。
レタリングに緑入れたのは、メーカーのイメージカラーが緑なのでそのまま緑ですね。
色を入れるとおもちゃみたくなってしまうんですけど文字磨いたついでに入れて
やっぱりおもちゃみたいだなぁって反省中。
海外のメーカーながら仕上げは、かなり丁寧でそのまま組んでも問題無いのは、
以前に書きましたけど色々と趣向が凝らされ面白いです。


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シリンダー上から見るとこんなです。
水のルートにフィンが入り冷却効果を狙ってるみたいですね。
ヘッドの押さえにセンターはオーリング、周りをガスケットで抑える2重構造です。
今回のピストン径は49.98mm 高さが50mm 別売りの46mmストロークのクランクと組み合わせて
90ccの排気量となります。

今回、ピストンは、NEさんに送ってWPC+ハイパーMS加工をやって貰ってます。
来月早々に届きますのでそれを待ってエンジンに手を掛けます。


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ヘッドはこんな感じでグリーンアルマイトで仕上げられています。
このヘッド2ピースになっていて、プラグホール部分が写真で見てわかるように別体になってます。
アプリリアRS50とか、弄ってる人にはお馴染みの方法ですけど


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こんな感じでケーシングとヘッド本体に分離出来ます。
これ、ヘッドの研磨して圧縮率上げたり下げたりって部品買ったら、
いくらでも試せるってのが良いですね。
ちなみにファクトリーチューニングされたらしい
ハイコンプ仕様のコンペティションヘッドも商品として設定されてました。
しばらくノーマルで乗って後日そっちに入れ替える予定です。
こういう所を見ても遊べる部分が多くて楽しみです。
ちなみに海外の市場では、中華製のボアアップキットも売ってたのですが
RS50辺りのフォーラムでは、いまいち評価が悪くて、欲しいと思えませんでした。
同じ90cc仕様の中華製キットは、値段がこれの半分以下なので素材と割り切って使うんは
良いかもしれません。ヤフオクでも売ってますからねぇ。
国内に入った時点で中華製といえども良すぎる値段になってますけど余りお勧め出来ないので
AM6辺りで触りたいならトップパフォーマンス、バイオネット若しくは、このMXSの方が
品質の良い、そのまま組めるものが良いと思います。
中華製シリンダー安いけど素材って割り切らないとダメですね。


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シリンダーにヘッドの乗せてみました。
パーツの合いは、結構しっかりしてまして、このパーツは、フランスから来たのですけど
フランス人すげ~って好印象です。
自分で加工して遊ぶならこの丸いヘッド部分だけ買えばヘッドに関しては、
十二分に楽しめそうです。


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シリンダー下側から燃焼室を見てますけど、しっくり収まってますね。
プラグホールが
見えますがスキッドスペースを広く取ったNSRみたいなヘッド形状になってます。

そしてもう一つシリンダー本体を固定するボルトの形状がかなり特殊です


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下部に切れ目が入ってます。
これは、固定用ボルトを避け生ガスが通れるスペースをボルト下部に設けてるんで
通気スペースの設定が自由に出来たって話でした。
ヘッドの固定用ボルトがあるために既存の2stでは、ヘッド固定用ボルトから内側
に加工するしか無くなりますので、この部品だけでも性能の向上が予測出来ます。
特許を取っているようですけどGP90見ると既存ヘッドの足枷が大きいのがわかりますね。


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調整の指定が結構シビアなのでシムとかも入ってます。
取り付け方は、メーカーからpdfで出てますので熟読が必要ですけど
Google翻訳でわかるんで翻訳して読んでいます。