フロントローター確認

 キャリバーも終わったことですし、そろそろ実走と行きたいのですが
これがこれでなかなか、先に進みません。
まあ、本日のネタのですが年代の行ったバイクは、例のごとくそこら中がアレだったりします。

 と言う事で、今回のロータもやっぱり、ダメダメでして自分的には、形が残ってればいいだろとか
思いながらも、やっぱり要の部分ですのでさすがに手を抜くわけにも行かなかったわけです。
しかしながら、NSRのローターも年代によっては、穴の数が違うとか、形が違うとかありまして
色々と探しても、状態の良いモノが見つからない。

 一時は、ヤフオクで社外品として売っているウェーブディスクでも買うかぁって
思ったりもしましたが、考えてみるにどうしてもあの手のディスクは、ファッション性しか
考えられて無いような気がしまして、完全に実用を考えたら論外でやっぱりオリジナルって事に
なってしまいます。

 まあ、今回、NSRに着いていたローターですが↓

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 そんなに状態が悪くないのでそのまま、使おうって思うのもわかって頂けると思います。
しかしながら、サービスマニュアルに沿って測定してみると

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 3.15

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 3.15

 ってこんな感じで削れきってるわけですね。
許容限界は、3.5ッてことなので全然お話になりません。

 でヤフオクで必死扱いて探したわけですが、これが同色同型のローターは、
当然、同年代の中古ローターってことになりますので一律、同じような状況で(;´Д`) 

 まあ、まだまだ使えるって商品が見つからなかったわけです。
こちらは、すでに今月末には、ミックさんのミーティングに出かけることになってますので
出るまで待とうって訳にもいきません。
ッてことで、許容限界前の色違いのヤツを落としたわけです。

 当然、これは、ディスクの組み替えをやることになるわけです。
今回、購入したのは、MC21用のセンター色がグレーのもので
厚みが3.7のやつです。
コンマ2しか厚みが残ってないですが、取りあえず、当分は、使えますので
今回は、これで我慢します。

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 ローターのフローティング部分のカシメをグラインダーでガンガン落としてます。
大体、NSRのノーマルローターは、フローティングの形をしながら、それほどフローティングしてない
なんちゃってフローティングローターですので、もう、躊躇せずに落としていきます。

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カシメを削り落としたは、いいんですけどこれがマイナス交差かぁって思うほどきつかったので
ボルトナットを掛けて外していきました。
まあ、外れたら困る部品ですので、このぐらい丈夫じゃないとだめなんでしょうね。

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 と言う事でもともと着いていたヤツを分解しまして、

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 さらに入れ替え用のローターもバラしてしまいます。
合計16個の削りなので結構しんどかったです。
もう、機械になった気になって、無心で一生懸命削り倒しまして
ある意味、悟りが開けそうな境地に達しております。

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 で、今回入れ替えて使うのは、Plus!μのフローティングピンです。
これ一箱で諭吉が飛んで行きますので、結構高いですね。
てか、凄い高いです(;´Д`) 

 で、バラしたついでに色塗ったり磨いたりしまして、くみ上げました。

完成したのが↓こんな感じ。

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 満足できる状態に仕上がりました。
これで後は、組み上げで終わりって事になります。
結構、急ぎ足で進んできましたが、今回は、ペースが遅い割に良い仕事になっています。
 
 遅いから良い仕事がじっくり出来るってのも言えるのですけど。