エンジン組み立て前段階

と言うことで週末の休みになりましたのでエンジンのまとめに入ります。

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合わせ面が腐食起こして汚い部分は、ラッピングマシーンで磨き出しました。
写真は、ヘッドの上の冷却水入り口部分です。

ヘッドの合わせもラッピングマシーンに入りますので磨いて置きました。
冷却水が通るラインの合わせ面は、結構ボロボロになってますんで
この辺の擦り合わせは、必須です。
腐食残して置くと腐食が腐食を読んでさらに酷くなるんでなるべく綺麗にして置きました。
ちなみにサビなんかも同じで残して置くと中の水分がさらにサビを呼んで
酷い状況に成るんでいつもの事ですがなるべく丁寧に仕上げてます。

磨いた後は、ブラスト掛けて塗装して置きます。

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この部分は、オイルの影響が有りませんのでウレタンで仕上げてストーブで焼いてます。

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クランクケースの合わせは、フライスで仕上げのみだったので
砥石で面出ししました。
機械での仕上げのままだとどうしても均一にならないので
この辺は手作業の方が良好な状態に出来ます。
機械にも限界があるって面は、この辺なのですがうちの会社では、真空容器を
作っておりましてやっぱり超真空とか高真空ってレベルだと手作業の方が上なんで似たようなことをやってる訳です。

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これ、クランクシャフトのシールですけど側は、こんな感じでやられてまして
ボロボロになってます。

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当然ですが相手も腐食入ってますので出来る限り磨いて置きました。
この辺手を抜くと後々オイル漏れとか起こりそうですのでしっかり面出しして置きます。


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新品シールと使い倒したシール並べてみました。
古いやつは、文字も読めませんし結構酷い状況だとわかりますね。
30年も経てばゴム部品なんて間違いなく劣化入るんで
この辺は、問答無用で入れ替えました。

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交換したベアリングです。
ガラガラ変な当たりがあったり焼けてたり、そのまま使っても寿命は短いんでこれも全て入れ替えてます。
安心して乗れるレベルまで持っていくには、やっぱり交換しないとダメですね。
前にも書きましたけどシャフト回して一見大丈夫でも単体だとゴミ拾ってるって有りますんで判断以前に交換してしまった方が後々安心できると思います。
もっとも定期的にオイル交換とかしてたらここまで酷くはならないのですが、車検の無いバイクは、乗りっぱなしが多いんで似たような状況の奴が多いと思います。

んでもうしばらくしたら組み始めます。